【読書記録】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

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基本情報

  • タイトル :なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
  • 著者名  :中島聡
  • 出版社名 :文響社
  • 発行年月日:2016/6/1
  • https://www.amazon.co.jp/dp/4905073413

    読書目的

  • 自分の仕事のスピードを上げたい
  • 自分の時間を確保するための方法を見つけたい
  • 仕事が終わらない3つの理由

    仕事が終わらない人の特徴は大きく3つに集約されると言う。

    1. 安請け負いしてしまう
    2. 確かに仕事を振られたときに「やります!」「できます!」と簡単に言ってしまいがちだが、実際のところ、チラッと見たり聞いたりしただけでは決められた期限に終わるかどうかなんて分からないことが多い。
      にもかかわらず、上司や先輩から仕事を振られるとついつい安請け負いしてしまうケースは多くあると思う。こういったケースは本当に与えられた期間内に成果を出すことが出来るか見極めてから答えを出す必要がある。
      逆に、上司やチームリーダーとしてプロジェクトを牽引していく立場の人間は、部下が安請け負いしていないかどうかを注視してフォローしてあげる必要があることを忘れてはいけない。

    3. ギリギリまでやらない
    4. 期限が迫ってから慌てて徹夜や休日出勤を繰り返しリカバリを行う仕事の仕方をしているケースである。
      これは個人の能力が低いことが問題ではなく単にそういった仕事のやり方が癖になっている人に多いと感じる。
      実際に期限が迫ってから火事場の馬鹿力的に本気を出したところで、精神的にも肉体的にも負担がかかり、高いパフォーマンスを出せない傾向にある。

    5. 計画の見積もりをしない(甘い)
    6. これも個人の能力が低いという問題ではなく、途中途中で計画外のタスクを追加することによって設定された期限に間に合わなくなってしまうようなケースである。
      どうしようもないタスクの追加は確かにあるかもしれないが、初期段階での計画が甘かったがゆえに、思い付きでタスクを追加してしまうといったケースは最悪である。
      初期段階で可能な限り計画に加味して組み込むべきだがそれが出来ないと結局期限に間に合わない状況に陥ってしまう。


    じゃぁどうすればいいの?

    まずは、仕事のリスクを自分で測る必要がある。ここでいう「リスク」とは「自分のスキルで出来そうか?」「与えられた期間内で出来そうか?」といった具合に捉えてもらうと良い。
    仕事が終わらない人の3つの特徴に該当する方は、与えられた仕事に着手した後、リスクを計測し、結果的に期待されたパフォーマンスを発揮出来そうになければすぐに報告すれば良い。これが重要な第一歩である。
    実際のところ、上司や先輩から1週間でお願いされた仕事は上司や先輩の過去の経験則から設定された期間であることが多いので、実際に請け負った仕事のリスクを自分で計測してみて、1週間で終わらないと感じたら、すぐに上司や先輩に言えば良いだけである。一人でやりきる必要はない。一人で悩み込む必要はない。
    部下を牽引する立場の人間としては、仕事を任せた人間がそういった状況に陥っていないかを常にウォッチしてフォローしてあげることが重要である。
    最も避けなければならないのは、1週間経過したタイミングで「出来ませんでした。。。」という報告を受けることである。


    ロケットスタート時間術

    この本で学べることは、この「ロケットスタート時間術」である。
    「ロケットスタート時間術」を使うために、まずは意識改革として「最初はのんびりしていて、後からリカバリする!」という仕事の納期に対する意識を根本的に断絶する必要がある。
    意識を持てたそのうえで、例えば「10日でやっといて!」という仕事の依頼が来た場合、このように対応する。

    ・最初の2日で、本当に10日で終わらせることが出来るかどうかの見積もり調査期間をもらう。
    この2日間で仕事を猛烈に取り掛かる。
    「2:8の法則」を意識する。例は10日だが、初めの2割で仕事の8割を終わらせるという感覚で2割部分の仕事を猛烈に取り掛かる。

    ・その2日をロケットスタート期間として使い、2日で”ほぼ完成”までもっていく。
    ここで8割くらいの完成まで持って行けたとしたら、「10日でできます!」と回答すれば良い。

    ・万が一、その2日で”ほぼ完成”まで持っていけなかった場合、「危機的な状況」として認識してスケジュールの変更を申し出る。
    これは、今の自分のスキルや状況から与えられた条件では対応が出来なということを意味する。
    8割まで持っていけないのであれば、期間の変更を申し出れば良い。期間変更は早ければ早いほど良いので、
    決して無理はせず、素直にスケジュールの変更やタスクの再アサインをお願いしよう。
    2日くらいの経過であれば早い申し入れとしてスケジュール調整もスムーズに行くケースが多い。最悪のケースは納期直前で延長を言われることだ。


    ロケットスタート時間術の注意点、補足

    身体が資本である以上、健康や体調を崩していては元も子もない。健康だけには気を付けながら全力疾走することを心がける。
    考えてから手を動かしていては与えられた時間を最大限に活かせない。必ず手を動かしながら考えよう。
    全力で仕事と向き合うことは否定しないが、どちらかというと全力で完成度を高めるという思考で仕事に取り組もう。
    提出期限を前倒すのではなく取り掛かる時期を前倒す。早く出来たからと言って、早く提出しない。
    なぜならば、続けざまに次の仕事を依頼されたり今後の仕事の期限をもっと早く設定されてしまう場合があるためである。
    この時間術の本質は時間に余裕を持つことであり、次々仕事をこなすことではない。


    ロケットスタート時間術の恩恵

    この時間術を身に付けると3つの恩恵を受けられる。

    1. リスクを測定できるようになる
    2. 目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作れるようになる
    3. 誤差に対応できる


    習慣を身に付けるには?

    少し脱線するが、人がある習慣を身に付けるには平均で同じ行動を66日続けることが必要らしい。
    平均なので全員に共通する訳ではないが、約2か月掛かるということである。
    途中で「失敗してしまった!」「忘れてしまった!」ということもあると思うがあまり気にせず気楽に続けられた人が習慣化できる。


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