【読書記録】OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

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基本情報

  • タイトル :OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法
  • 著者名  :クリスティーナ・ウォドキー,及川 卓也(解説) (その他), 二木 夢子 (翻訳)
  • 出版社名 :日経BP
  • 発行年月日:2018/3/15
  • https://www.amazon.co.jp/dp/4822255646

    読書目的

  • 「OKR」というフレームワークは知っていたが取り入れるための具体的な方法を勉強したかった。
  • Googleが採用しているフレームワークがどのような中身のものなのかを具体的に知りたかった。
  • 本著書の目次構成

    1. 実行家の物語
    2. OKRのフレームワーク


    「OKR」とは?

     「OKR」とは「Objectives and Key Results」の略です。「OKR」はGoogleをはじめ様々な会社のゴール設定フレームワークとして採用されており、シリコンバレーで急成長を収めている企業の多くもこの「OKR」を取り入れていると言われています。「OKR」の標準的なテンプレートは、「O」で定性的な目標を1つ設定し、「KR」で定量的な目標を3つ程度設定します。「OKR」はチームや個人を大きなゴールや目標を達成させるためツール・フレームワークです。

    実行家の物語

     本著書は前半と後半の2部の構成となっています。前半は高級茶を販売するスタートアップの企業を題材にした小説風の内容でした。
     このスタートアップ企業が経営的な困難な状況に陥り、各々自らが課題解決に立ち向かうが思うように状況は良くはならないそんな時、この企業に投資をしてくれた人物から「OKR」のフレームワークを教えてもらいます。すぐにOKRを取り入れて実践してみるが、なかなか噛み合わずうまくいかずOKRの効果出来ない状況が続きます。
     そんな中、とある人物からOKRの適切な導入方法、運用方法を教えてもらい、最初に導入したときの良くない点、改善点を聞き、それらを取り入れようやく適切なOKRが設定されて経営を再開します。その結果会社の状態はみるみる良くなっていきました。めでたしめでたし。という小説のようなストーリーでOKRのフレームワークの導入を説明しています。

    やり遂げられない理由

     誰しもやりたい事やなりたいものは必ずあって強く望んでいるにも関わらず、いつまで経っても実現しないことが多くあるのではないでしょうか。なぜそこまで強く望んでいるのに実現できないのでしょうか。やり遂げられない理由は5つあるとされています。

    1. ゴールに優先順位を付けていない
    2.  「なにもかも重要ということは、どれも重要ではないことと同じである。」という言葉があります。
       達成したい目標やゴールが複数あり、どれも重要に見えてしまうのは物凄くよくわかります。しかし、同じ重要度で全てを達成しようとすると上手くいきません。必ず優先順位を付けて、目標を設定しましょう。

    3. 熱意をもってもれなくゴールを伝えていない
    4.  チームや個人でフォーカスする目標やゴールを設定したら、毎日繰り返し伝えて・唱えなければなりません。また、口頭で伝えるだけでは不十分で生活と隣接させてリマインドを仕掛けておく必要があります。繰り返し確認することでチームや個人の頭の中にゴールを意識するようになり、日々の行動とゴールを結びつけることが出来ます。

    5. やり遂げるためのプランが無い
    6.  ゴールが決まったら後は意思に従って実行あるのみと考えがちですが、必ずしもそれが正攻法ではない場合もあります。意思力だけに頼るのではなく、やる気がない時でも日々のリマインドが行われることによって、ゴールに向かって走り続けることが出来ます。

    7. 重要事項のための時間を空けていない
    8.  重要だが緊急でないものに対して、どれだけ真剣に向き合いスケジュールを立てる必要があります。重要で緊急でないものに期限が設定されることによって、責任感が生まれ、ゴールに向けての行動を加速させることが出来ます。身の回りのタスクは「アイゼンハワー意思決定マトリクス」に基づき4つに分類します。

    9. 繰り返さずに辞めてしまう
    10.  「OKR」を導入しても必ず最初から上手くいくとは限りません。低いKRを設定してしまい、大きなゴールを達成できないケースや、高すぎるKRを設定してしまい自分の実力と掛け離れて志半ばで断念してしまうケース、「OKR」を設定しても、期限まで何もせずにぼーっと過ごしてしまうケースなどです。
       「OKR」を導入して成功している企業の共通点は、「繰り返し実践する」ということでした。失敗しても同じ内容で繰り返し実施するのではなく「何がダメだったか?」「なんでだめっだたか?」などの原因を分析し、再度「OKR」を設定し直し、繰り返し「OKR」を実践しています。失敗したから諦めるのではなく、今回の「OKR」のどこがいけなかったのかを真剣に考え対処していくことが大きなゴールに到達するための必須のアクションであると感じました。

    「OKR」の基本

  • 「Objective」の設定の基本
  •  定性的で人を鼓舞するような内容で時間的な縛りを作り各チームが独立して実行できるようにします。例えば、「営業部が〇〇だったから達成できなかった…」などにならないような内容を設定しておく必要があります。

  • 「Key Result」の設定の基本
  •  「KR」の設定にはどうやったら「O」が達成できたと言えるか?というシンプルな問いを立て設定します。難しいが不可能ではないレベル感で「KR」を設定します。10段階中の5段階程度の自信度である「KR」設定する必要があります。感覚的には、レベル10であれば簡単に達成できてします。逆にレベル1は全然無理というような感覚です。ちょっと頑張れば達成できるものは設定の「KR」としては低すぎるし、全然無理だと思ってしまうような内容は「KR」としては高すぎるのでなんとか達成できるかもというレベル感の「KR」を設定します。

    「OKR」のスケジュール

  • 「OKR」導入のアプローチ

  •  初めて「OKR」を導入する場合でも「最初は全社のOKRをひとつだけ決める」「全社でOKRを導入する前に、ひとつのチームで導入してみる」「OKRのアプローチを従業員に伝えるために、OKRをプロジェクト単位で適用するところから始める。」などリスクを少なく始めることも可能です。

  • 月曜日と金曜日にミーティング
  •  チェックイン・ミーティングで「OKR」について話し合う時は下記のようなテンプレートを用いてディスカッションします。ディスカッションする内容としては、「優先順位の設定は適切か?」「自信度が下がっている理由は?」「従業員を追い込んでいないか?」などである。このテンプレートを使って進捗報告する訳ではありません。

    良くある「OKR」の失敗例

    「OKR」を導入するにあたって、陥りやすい失敗例もまとめられていました。これらに当てはまると失敗する確率も高くなってしまうので、該当してしまっていないかチェックしましょう。

  • 四半期ごとのゴールが多すぎる。
  • 週ごと、月ごとの「OKR」を設定してしまう。
  • 目標(Objective)に数字を入れてしまう。
  • 自信度レベルの設定を忘れてしまう。
  • 自信度レベルの追跡を忘れてしまう。
  • 4つの四角を状況報告に使ってしまう。
  • 金曜日に厳しい話をしてしまう。

  • さいごに

    「OKR」を使いこなすには、本当に適切な「KR」が設定されているかを真剣に検討したり、ディスカッションしたり、定期的なチェックポイントを作ったりと基本的なところを抑える必要があるのと同時に、まずは個人の目標に適用してみて試してみて感じを掴む必要があるなぁ~と考えています。あとは他にも「OKR」のことが書かれている本が山ほどあるので、違う本も読んで別目線でのエッセンスも吸収したいなと考えてます。

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